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Sunday, July 28, 2019

反トランプ急先鋒の黒人議員に「選挙区ネズミだらけ」 - 読売新聞

反トランプ急先鋒の黒人議員に「選挙区ネズミだらけ」 - 読売新聞

 【ワシントン=黒見周平】トランプ米大統領が27日、野党・民主党のイライジャ・カミングス下院議員に関し、「選挙区はネズミだらけでおぞましい」などとツイッターに書き込み、大きな非難を浴びている。

 カミングス氏は東部メリーランド州最大の都市ボルティモア市の選出で、下院監視・政府改革委員会の委員長を務める黒人有力議員だ。「反トランプ」の急先鋒せんぽうとして知られ、政権の不法移民対策やロシア疑惑などの問題を厳しく追及している。

 トランプ氏はツイッターで、「もっとボルティモアで過ごせば、非常に危険で不潔きわまる場所をきれいにできるのに」と皮肉った。

 これに対し、カミングス氏は「私は選挙区に毎日帰り、隣人のために奮闘している」とツイッターで反論し、民主党のペロシ下院議長は「カミングス氏への人種差別的な攻撃を拒絶する」とツイッターで強調した。

 トランプ氏寄りとされる米FOXニュースが27日朝の番組でカミングス氏を批判的に取り上げ、これを見たトランプ氏が反応したとみられる。

 ボルティモア市は人口の約6割が黒人で、治安悪化が課題となっている。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、2017年の殺人件数は全米の同規模の都市で最多だった。

 トランプ氏は14日、非白人系の民主党女性下院議員4人に対し、「米国から出て行け」などと発言し、「人種差別だ」として物議を醸したばかりだ。

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2019-07-28 08:21:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190728-OYT1T50166/

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