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Sunday, April 26, 2020

オンライン飲み会で、愛しのやきとん屋の味を再現する。【コロナに負けるな! いまだからできること #12】 | From Creators - Pen-Online

ここ10年ほど、通い続けている居酒屋がある。野方にあるやきとん屋「秋元屋」だ。西武新宿線の野方駅から商店街沿いに歩いてすぐの小道を曲がると、“やきとん”という看板の赤い文字が暗闇に浮き上がって見えてくる。その瞬間の胸の高鳴りと言ったら……。最初にこの店で、味噌だれ味のやきとんを食べた時は、あまりのうまさに悶絶した。酒はもちろん「シャリキンレモン」だ。凍らせてシャーベット状になった金宮焼酎とレモンサワーをあわせた、最高の飲み物。濃厚な味わいのやきとんとの相性は抜群だ。

上記の最強タッグが楽しめるのに加えて、誰でも入りやすいオープンな雰囲気、活気あるコの字型カウンター、一串100円強~という良心的な価格、つまみや飲み物の種類の豊富さ、それらをあわせた総合力が非常に高いのが秋元屋の魅力。ここ10年で焼き場にいる人もメニュー内容も少しずつ変わってきたが、近くに住んでいるわけでもないのに、月に一度は必ず訪れている。

とはいえこの状況だ。外出自粛で、店に行くのが難しくなった。どうしたものかとリサーチしていたら、近所に秋元屋からの独立店で修業した人が開いたやきとん屋を発見。テイクアウトを始めているようだ。いまだからできること#11でも書かれているように、飲食店もいま、コロナ禍で深刻な影響を受けている。テイクアウトは積極的に利用したい。ちょうどオンライン飲みの誘いがあったので、さっそく何串かテイクアウトしてみた。

さらに店を再現するべく、シャリキンレモンもつくってみることに。実はシャリキンレモンは家で簡単にできるのだ。せっかくの機会なので、自宅だからこそできる簡単なシャリキンレモンアレンジレシピも考えた。以下に紹介するので、ぜひお試しを。事態が収束して早く再訪できることを願いながら、いまはオンライン飲みを最大限に楽しんで、愛しの店に思いを馳せたい。(編集NH)

まずは基本のシャリキンレモンのつくり方から。最低限必要なのは、金宮焼酎を凍らせた「シャリキン」のパウチ、レモンサワーの割材のみ(今回はホッピー社のものを使用)。写真の商品は、いずれも公式オンラインショップで購入できる(シャリキンを販売する宮崎本店オンラインショップレモンサワー割材を販売するホッピー社オンラインショップ)。シャリキンが氷の代わりになるので、氷は不要だ。

手順は簡単。まずはシャリキンのパウチを24時間以上冷凍庫に入れて凍らせ、シャーベット状にする。それをジョッキに入れて、上から好みの濃さになるまでレモンサワーの割材を注ぐだけ。ここでこだわりたいのが、ジョッキもキンキンに冷やしておくこと。水に濡らして冷凍庫に入れておくといい。

上記だけでも充分においしいシャリキンレモンができるのだが、家ならではのアレンジを。凍らせておいたシャーベット状のレモン果汁を、最後にトッピングする。フレッシュなレモンの風味が加わって、ワンランク上の味になる。

続いて、シャリキンレモンに加えておいしかったもの。まずは粉山椒(できるだけ粒子が細かいものがいい)。ソルティ・ドッグのように、ジョッキの縁にのせてみてほしい。ただそれだけで爽やかさが増す。脂っこいつまみの時にうってつけだ。

その次は、塩昆布。これは疲れている時に最適。出汁のような、しみじみとした味になる。ただし入れ過ぎには注意。ひとつまみでいい。

最後は桃のジャムとミント。桃とレモンは相性がいい。ジャムで甘味が足されるので、お酒が苦手な人でも飲みやすくなる。ミントを手の平でパンと叩いて香りを立たせ、上に添えれば、ちょっとしたカクテルのような一杯の出来上がりだ。

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April 27, 2020 at 10:00AM
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