全国の高校3年生球児へ、聖地甲子園からプレゼントが贈られる。

阪神と阪神甲子園球場が8日、日本高野連に加盟する野球部の3年生全部員に「甲子園の土」キーホルダーを贈ることを発表した。

今年はセンバツに続き、夏の甲子園も中止に。阪神はチーム内で何かできないか、と検討を続けていた。

矢野燿大監督(51)や選手らが直接グラウンドでキーホルダー内の土を集め、約5万人とみられる対象者に送付される。

◆甲子園の土持ち帰り 最初に持ち帰った選手には諸説ある。戦前の37年夏、準優勝の川上哲治(熊本工)は「記念に甲子園の土を袋に入れて持ち帰り、熊本工のマウンドにまいた」と大会史に寄稿。ただ、これが第1号かについては後に「私ではない」と否定している。46年夏(当時西宮球場)は、東京高師付中(現筑波大付)の下級生らが自分のポジションの土を集めた。小倉中、小倉高で夏連覇に貢献したエース福嶋一雄は3連覇を狙った49年夏(当時の校名は小倉北)、準々決勝で倉敷工に敗れると、無意識に土をポケットに入れた。帰郷後、審判から届いた励ましの速達に「学校では学べないものがポケットの土にすべて詰まっている」とあり、土の存在に気づいたという。