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Sunday, August 23, 2020

スタート前に「ジョジョ立ち」、最初は不安をかき消すためだった 元亜細亜大陸上部・鹿居二郎(4years.) - Yahoo!ニュース

最初は不安をかき消すためだった

勝負前の静けさの中で、一人ひとりレーンと名前が読まれる。会場の視線を一身に浴びる選手紹介は、陸上選手にとって緊張が極限に高まる瞬間。そんな神聖な時間にキレッキレの「ジョジョ立ち」をする男がいる。そうです、私です(笑)。 私を知ってくれている人の中には、「鹿居といえばジョジョ立ち!」というイメージを持つ人も少なくないと思います。今回はそんな私の選手紹介のパフォーマンスのルーツについて書いていこうと思います。 私が最初にパフォーマンスを披露したのは、大学3年生の関東インカレ2部800m決勝。決勝はテレビ放映があり、選手紹介の際には選手一人ひとりをテレビカメラがどアップで撮影します。その際、カメラに大げさに指を向けて「俺を見ろ!」みたいな感じでやったのが最初でした。なぜそんなことをしたのか。ただ目立ちたかっただけではないんです(笑)。初めは自分を鼓舞(こぶ)するためでした。 実は大会の直前に足を骨折してしまい、そこから思うように調子を上げられず、不安要素を多く抱えていました。もちろん関東インカレの決勝ともなると、周りの選手のレベルも高いです。スタート前の私の頭には「去年よりいい結果出さなきゃ」とか、「今の自分にベストなパフォーマンスをできるかな」みたいなプレッシャーやネガティブな思考が渦巻いていました。意外! と驚かれることも多いんですが、実は私、プレッシャーにめっぽう弱い方で、レース前はいつもそんな感じになっています。 弱気を振り払うためにはどうしたらいいか悩み、私はある考えにたどり着きました。「派手なパフォーマンスで注目を集めて、あえて自分を追い込んでしまおう!」と。え、逆じゃない? と思う方もいると思います。ですが当時の自分は、「どうせ緊張するならプレッシャーは大きい方が負けづらくていい!」みたいなめちゃくちゃな考えで、その結論に至りました。 やった瞬間、観客席のざわつきが伝わりました。密かに「よし、狙い通りだぜ!」なんて思っていたので、結果としてはいいリラックス方法になったのかもしれませんね(笑)。こうして自分を鼓舞(こぶ)&緊張をほぐすために始めたパフォーマンスですが、レースが終わると「パフォーマンスが面白いから800m見たけど、すごい面白いね!」とか「次もパフォーマンス期待していますね!」なんていうありがたい声をいただくようになりました。その時初めて、「自分のパフォーマンスは800mという種目自体に注目してもらえるきっかけになっているんだ」ということに気づきました。

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August 23, 2020 at 09:41AM
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