山形市は１１日、市内に住む２０代から３０代の男女３人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。２０代の女性は市の職員。３人はこれまでに感染が確認された３０代男性と接触があり、いずれも無症状か軽症という。
新たに感染が確認されたのは山形市に住む３０代の男性２人と２０代の女性１人。３人は１１月８日に感染が発表された３０代男性と１１月３日に行われた社会貢献活動の際、接触があったという。今回、新たに感染が確認されたうち３０代男性の１人は１１月３日と６日に社会貢献活動に、６日には会食にも参加していた。その後、７日に発熱があり、１０日にＰＣＲ検査が行われ、陽性が確認された。
濃厚接触者は社会貢献活動に参加していた３人と男性の友人１人の合わせて４人。もう１人の３０代男性は山形市内の会社員で、１１月３日と６日に社会貢献活動と会食に参加した。その後、のどの痛みがあり、１０日に陽性が確認された。濃厚接触者は男性の家族で、人数は明らかになっていない。そして、もう１人の２０代女性は山形市の職員で、総務部に勤務していた。この女性は１０日にＰＣＲ検査で陽性が確認された。濃厚接触者は市総務部の職員３人と同じサークルに所属する１３人。いずれも１３日までにＰＣＲ検査を受ける予定。山形市の佐藤市長は記者会見で「感染防止の徹底を呼びかけている中でのことなので、大変重く受け止めている。これまで以上に基本を徹底していく」とコメントした。県内で新規感染者の確認は４日連続で、１日に３人確認されたのは４月２０日以来となる。山形県内の感染者の累計は９２人で入院している人は１０人となっている。
県内で再び、感染者が増加している状況を踏まえて、県は１２日、県医師会など医療専門家などとともに今後の対応について協議する方針。
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