春節(旧正月)直前に行う末端の幹部や一般市民への見舞いは、習近平中国共産党中央委員会総書記の毎年の重要な活動となります。3日に習総書記は貴州省黔西県のミャオ族の村、化屋村を訪れました。第18回党大会以来、9回目となる春節前の視察はここからスタートします。
化屋村は烏江の六冲河と三岔河の合流点の北岸に位置し、主にミャオ族、イ族、漢族が暮らす、代表的なミャオ族の集落です。
化屋村
烏江流域の水質を保護するため、現地では揚子江の「10年間禁漁措置」を全面的に実施しており、現在、烏江の水は化屋村で主に灌漑に使われています。
測定の結果、烏江の水質はⅠ類基準より高い
発展と生態保護の確保は習近平総書記の貴州に対する明確な要求です。
昨年11月23日、貴州省はかつては全国で最も貧困人口の多い省でしたが、66の貧困県すべてが貧困脱却を実現しました。
化屋村村民の移住先の新築住宅
ミャオ族の趙玉学さん(38)は、かつて貧困世帯として登録された貧しい家庭でした。3日午後、総書記が趙さんの家を訪れました。
引っ越し前後の趙玉学さんの家屋の対比
化屋村の貧困扶助のための作業場では、主に現地のミャオ族刺繍、ろうけつ染めの技術を使って民族衣装を生産しています。
中国最初の国家級無形文化財に選ばれたミャオ族刺繍
広場で総書記の訪問を熱烈に歓迎するミャオ族
化屋村のある畢節市は、総書記が深い思いを寄せる町です。2018年7月、習近平総書記は重要な指示を出し、畢節の試験区では時間通りに貧困脱却の堅塁攻略戦の勝利を確保し、同区を新たな発展理念を貫く模範区とするために努力するよう要求しました。
ここ数年、毎年春節前に習総書記は末端組織を訪れ、貧しい人々や困難のある人々を見舞い、全国各民族の人々に新春の祝意を示します。
総書記は9回の春節前視察のうち、6回、西部地区に向かいました。西部地区、民族地区に配慮するのは、これらの地区が往々にして最も貧しく、最も困難な課題に直面しているからです。習総書記は2021年の新年の挨拶で、農村振興を成し遂げ、共同で豊かになるという目標に向かって着実に前進していくと表明しています。(Mou、浅野)
からの記事と詳細 ( 9回目の春節前視察、習近平総書記が最初に貴州省西部のミャオ族の村へ - 中国国際放送 )
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