ヤクルトの2年目右腕・奥川恭伸投手(19)が2日、1軍の沖縄・浦添キャンプで初のブルペンに入った。高津監督の眼前で直球のみ31球。初の1軍スタートらしからぬ落ち着いた投球から見えた近未来エースの片りんを小島和之記者が「見た」。
張り切るな、という方が難しいように思えた。しかし多くの関係者が熱視線を送る中、奥川は淡々と直球を投げ込んだ。立ち投げでは「少し力んだ」と球が上ずったが、捕手が座ってからは修正し、8割程度の力で23球がストライク。「最後はしっかり集中して投げられた」とうなずいた。
上半身と下半身の連動が取りやすいとの理由で全球クイック気味に投球。オール直球も自分の判断だ。指揮官が「直球に力があるのはすごく魅力」としたように、奥川も「一番最初に直球が大事」と自身の強みを理解。目的意識を明確にして投げ込んだ。
右肘の炎症で2度のノースローを味わった昨季の経験が生きている。「オーバーペースになって、またけがをして後退するのが一番怖い。抑えて、抑えて、状態を上げて、試合で投げられるようにしたい」。自分の現在地を見つめながら、冷静に飛躍の道筋を描く姿は頼もしさすら感じさせた。
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