米国でアジア系市民へのヘイトクライム(憎悪犯罪)が多発する中、米東部ニューヨーク(NY)市中心部のマンハッタンで65歳のアジア系女性が男に激しく蹴り倒される映像がソーシャルメディアで拡散し、衝撃が広がっている。NY市警はヘイトクライムとみて監視カメラの映像をし、男の行方を追っている。
事件は3月29日昼前、観光客も集まるタイムズスクエアに近いエリアのマンション前で起きた。映像によると、歩道を歩いていた女性が前から来た男に突然、腹付近を蹴りつけられた。女性が地面に倒れ込むと、男はさらに頭部を3回、上から踏みつけ、歩き去った。女性は病院に運ばれたが重傷という。
NY市警によると、男は女性に「反アジア系」の発言をしたという。マンション1階にいた管理会社のスタッフらが暴行を目撃していたが、制止せず逆に扉を閉めており、非難が集中。管理会社は声明で「アジア系米国人へのあらゆる人種差別や暴力も非難する」と表明し、スタッフを停職処分にした。
NY市内では2020年、アジア系へのヘイトクライムが28件に上り、19年の3件から急増した。デブラシオ市長は30日の記者会見で、事件について「言語道断」と非難した上で「誰であろうと仲間であるニューヨーカーを助けなければならない」と語った。【ニューヨーク隅俊之】
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