福島県は1日、人気アイドルグループTOKIOと連携して県の魅力を発信する「TOKIO課」を設置した。TOKIOはテレビ番組で何度も県内を訪れ、東京電力福島第1原発事故による風評被害の払拭(ふっしょく)に取り組んでおり、県は今後も力強いパートナーとタッグを組むことになった。
TOKIO課はバーチャルの組織で、県企画調整課がグループの活動を補助する際の窓口を務める。市町村や各種団体など関係機関との橋渡し役となり、グループの企画実現をサポートする。
株式会社TOKIO(城島茂社長)は「今後、福島の皆さんと一緒に福島を楽しんで頂けるプロジェクトを考えております。これまでさまざまな現場で、たくさんの方々と出会い、いろんな知識や技術を見て感じてまいりました。そんな僕たちの経験も交え、福島県とできること、やれることを考えていこう、今日という時を、未来という時を実現していこう。そんな思いで設置して頂きました」とコメントを発表した。
内堀雅雄・福島県知事は県庁で報道陣の取材に応じ、「私たちが一番つらい時、苦しい時、TOKIOは全国に福島の魅力を発信してくれた。今後もTOKIOが福島というフィールドで、笑顔でのびのびと汗を流しながら活躍していく姿が『福島に行ってみよう』という思いにつながってくれたら」と期待を語った。【高橋隆輔】
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