北川景子(34)が29日、都内の丸の内ピカデリーで行われた主演映画「キネマの神様」(8月6日公開)完成披露試写会で、昨年4月に発表したDAIGO(43)との間の第1子の妊娠を1番最初に報告したのは山田洋次監督(89)で、温かい祝福の言葉に涙したと明かした。

北川は「撮影中に子供を授かっていて、報告していなくて、監督に最初にお伝えした」と振り返った。北川は劇中でスター女優の園子を演じ、撮影は20年3月1日にクランクインしたが、感染拡大予防の観点から撮影が一時、見合わせられるなどしており、その最中に報告したとみられる。山田監督からは「子供を持つ経験が女優業の糧になり、成長すると思うから」と祝福されたと明かし「うれしくて涙が出た。(昔の)撮影所の監督と女優は、人としての絆、女優の人生を気遣う監督がいたんだと、タイムスリップしたような…ありがたい瞬間だった。覚悟して…ご心配、ご迷惑おかけするので、皆さんの足を引っ張らないよう頑張ろうと、心から思えた」と振り返った。

山田監督は、北川から妊娠の報告を受けた当時を振り返り「もちろん、よく覚えていますよ」と目を細めた。その上で「(カメラで)写していて、うっとりするくらい美しい…それは大事。映画、ドラマの中で1番きれいだと自負しているカットがある。短いシーン…言えないですけど」と笑った。北川は「初めての山田組に参加させていただき。銀幕のヒロイン…非常に光栄で緊張した。(シーンの心当たりは)ないです。あとで粘って聞いてみます」と笑った。

北川は20年9月7日に第1子の長女を出産したと発表した。