Pages

Monday, November 22, 2021

桂二葉、女性初の大賞に涙「最初に1番になりたかった」…NHK新人落語大賞 - スポーツ報知

bantengkabar.blogspot.com

 落語家の桂二葉(師匠・桂米二)が、このほどNHK大阪ホールで行われた「NHK新人落語大賞」で、女性として初めて大賞を受賞した。出場資格はプロの落語家で、入門15年未満。東京では二ツ目、大阪では二ツ目と同程度の芸歴を満たす必要があり、今大会には、東西107人の落語家が出場した。

 2年連続の本選出場となった二葉は、出番順のくじ引きでトリの6番。トレードマークの甲高い声で「天狗刺し」を口演し、桂文珍、柳家権太楼ら5人の審査員から満点評価を受け、文句なしの優勝を決めた。二葉は「女の人が受賞したことがなかったということもあって、最初に1番になりたいという気持ちがあったので嬉しいです」と涙ぐんだ。また、満点評価にも「生まれて初めてかもしれないです。テストでも取ったことがない。ちょっとビックリしています」とはにかんだ。

 昨年の本選では、柳家権太楼から厳しい指摘を受けた。しかし今回は権太楼も「去年と比べたら、人間こんなに腰がすわって、いい落語をやれるようになる。立派ないい落語家になりますから。すごく楽しかった」と大絶賛。二葉は「去年はもっと稽古した方がいいとか、もっと色んな話をやった方がいいというようなことを、舞台上でも半泣きになるぐらいまで言われて。それが悔しかったのがありました」と、この1年でしっかり成長した姿を見せた。

 本選前日には、近所の公園で自主稽古を行った。「できるだけやっておきたいのと、途中でハトが飛ぶので、根性を試すことも出来ますし。権太楼師匠が嫌な顔をしはっても動揺せんようにね」と対策も行い真剣勝負の場に挑んだ。自身も賞レースのドキドキ感が大好き。「お客さんの前で全力でアホになりたいと思ってやってるんですけど、賞レースでは目線がもう賞金に行ってます。でも、今日は目の前のお客さんを絶対に笑わそうという気持ちでやりました」とスッキリとした表情。今後については「色んな所で独演会で回れるようになりたい」と目標を掲げた。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 桂二葉、女性初の大賞に涙「最初に1番になりたかった」…NHK新人落語大賞 - スポーツ報知 )
https://ift.tt/3l24zKC

No comments:

Post a Comment