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Wednesday, March 29, 2023

ナンプラーでうま味、辛味、酸味が味わえる焼きおにぎりを作るレシピ。ビールを飲みながらつまむのにも最高 - メシ通

こんにちは! ベトナムとアジア料理研究家のKi Yamamotoです!

今回はお酒のおつまみにちょっと食べたくなる香ばしい焼きおにぎりを、冷蔵庫に眠っているナンプラーなどを使って、ひと手間かけて美味しく作ります。魚介のうま味たっぷり、そしてピリッと辛くて、あと引く酸っぱさもある、タイ料理のトムヤムクンのような味わいですよ。

たくさん作って冷凍しておけば焼くだけでいつでもすぐに食べられるので、ぜひお試しください!

Ki Yamamotoの「ナンプラー焼きおにぎり」

【材料】(1~2人分)

  • 温かいご飯 300gくらい
  • 殻付きエビ(冷凍のものは解凍しておく) 4~5尾(80g程度)
  • トマト(中) 1個(カットトマト缶150g程度でもOK)
  • 青ねぎ 4本
  • にんにく 1かけ
  • ライム 1/2個(ライム汁かレモン汁小さじ2でもOK)
  • ナンプラー 小さじ2+小さじ1(仕上げ用)
  • 砂糖 小さじ1
  • 豆板醤 小さじ1/2
  • サラダ油 大さじ1+小さじ1(おにぎりを焼く用)

作り方

1. ライムは少量ですが皮も刻んで使います。よく洗ったライムから、皮を3cmくらいの長さで2枚、薄くむきます。

白いワタの部分が付いていると苦みが出るので、表面のグリーンの部分だけ薄くむきます。1gにも満たない量ですが、刻んで入れることでライムの爽やかな香りを演出してくれます。

生のライムを使わない場合は、風味は多少変わりますがライム汁かレモン汁でもOKです。このあとで入れる果汁の分と合わせて小さじ2程度、ご飯に混ぜてください。

薄く切った皮はせん切りにしてから、みじん切りにします。残りのライムは4等分にします。

2. 青ねぎは小口切りに、

にんにくは皮をむいてみじん切りにします。

3. トマトはペースト状にするので、口あたりがよくなるよう湯むきをしてから使います。まずはヘタの付いていない方に十字の切り込みを浅く入れます。

小鍋にトマトが半分浸かる程度の水(分量外)を入れて沸かし、トマトを入れます。お玉などでトマトに湯をかけながら、20秒ほど温めてください。

表面の皮が少しむけてきたら冷水にとり、残りの皮もスルッとむきます。

湯むきが終わったら、2cm角に切ります。

ここではフレッシュな風味が入るように生のトマトを使いました。多少風味は変わりますがカットトマト缶150g程度でも代用できます。

4. エビはよく洗います。フライパンに大さじ1のサラダ油、エビを入れ、中火で1分半焼き、焼き色が付いたら裏返して同様に焼きます。

エビは殻付きのまま、少し多めの油で焼くのがポイント。殻からうま味と香りが油に溶け出します。

5. エビに焼き色が付いたら取り出して殻をむきます。

熱いので火傷に注意して皮をむきます。また、皮をむいたエビは、背側を見て黒ずんでいるところ(背ワタ)があれば包丁で切り込みを入れてかき出してください。今回は気にならなかったので取っていません。

身を2cm幅に切ります。

6. エビを焼いたフライパンにトマト、にんにく、豆板醤を入れ、焦げないように弱火で炒めます。

しばらくするとトマトから水分が出てくるので、木ベラなどを使ってトマトをペースト状に潰しながら炒めていきます。

水分が出てきてから3分ほど炒めて、トマトの水分が飛んで全体がドロッとしてきたら火を止めます。

7. 6に砂糖、ナンプラー小さじ2、エビ、ライムのしぼり汁(4等分したうちの1個分)を入れ、よく混ぜます。

8. ボウルにご飯、青ねぎとライムの皮を入れ、

7も加えてよく混ぜます。

9. 全体になじんだらざっくり3等分にしておにぎりを握ります。

今回は焼きおにぎりなので、崩れないようにギュッと握りましょう。側面も香ばしく焼けるように三角に握るのがおすすめです。

すぐに食べない場合は、冷ましてからラップに包んで冷凍して1ヵ月以内に食べ切ってください。電子レンジ600wで1つ1分くらい加熱して、解凍してから焼きます。まとめて作る時は、ご飯の量に合わせてその他の材料も増やせばOKです。

10. あとは表面に焼き色をつけて完成です。中火で熱したフライパンに小さじ1のサラダ油を引いて、おにぎりを入れます。崩れないようになるべく触らずに、表面、裏面ともに2分ほど焼きます。

側面も各1分ほど焼くとパリッと香ばしくなります。

11. 全体に焼き色が付いたら一度火を止め、仕上げに香り付けのナンプラーを小さじ1、回しかけます。

12. 器に盛り、お好みで残りのライムをしぼりながら召し上がってください。

アツアツのうちにいただきます!

カリッと焼けた焼きおにぎりを割ると、ナンプラーの香ばしい香りが漂います。すかさずひと口食べると、ピリッと広がる辛味とナンプラーのうま味が口一杯に広がってウマい! そして、追いかけるようにやってくるライムの酸味と香り。ライムの皮もいい仕事をしてくれています。

ゴロゴロ入ったエビのプリッとした食感とほのかな甘みもご飯によく合いますよ。小さな焼きおにぎりですが、うま味、辛味、酸味と一度にたくさんの味を楽しめます。

ビールを飲みながらつまむのにも、軽い食事にも最高なので、ぜひ作ってみてくださいね。それではまた次の記事でお会いしましょう!

作った人:Ki Yamamoto

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ベトナムとアジア料理研究家。調理師免許を取得後、都内の高級中国料理店で修行。その後、ベトナム人の妻URIちゃんとの出会いをきっかけに二人で一緒にベトナム料理を学ぶ。家でできるアジアご飯をテーマに、アジア各国の美味しいもののレシピや調味料、食文化に関する情報などを発信中。名前の読み方は「キーヤマモト」。好物は麺類全般。

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