イタリア人指揮官のマルチェロ・リッピ氏が12日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、自身のユヴェントス時代を振り返った。
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かつてユヴェントスやインテルなどビッグクラブの指揮官を務め、2006年にはイタリアを率いてW杯を制したリッピ氏。近年は、中国を舞台に活躍を続けていたが、昨年11月に代表指揮官の座を退任。母国イタリアへと戻った。そんなリッピ氏は、ユヴェントスの指揮を執っていた1990年代を回想。自身が最初に獲得を熱望した元ウルグアイ代表DFパオロ・モンテーロの移籍の舞台裏を明かした。1996年夏にユヴェントスに加入すると、9シーズンにわたってトリノで活躍したモンテーロ。4回のスクデット獲得など数々のタイトルを手にした元ユーヴェDFだが、当時はインテル移籍が寸前に迫っていた。
「私が最初に獲得を強く望んだ選手はパオロ・モンテーロだった。私はアタランタ時代に彼を指導したことがあったが、ユーヴェ指揮官に就任して2年が過ぎた時、（ルチアーノ）モッジや（アントニオ）ジラウドらに話を持ち掛けた。『私はモンテーロが欲しいんだ』とね」
「それから連絡を取るように言われてモンテーロに電話すると、彼はミラノにいた。それもインテルの本部に行くところだったんだ。私がどこに行くのかを尋ねると、『インテルと話をしに行く』と言う。私は彼に、『行くのをやめて車でトリノまで来るように』と伝えた。それで彼はトリノに来たんだ」
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