あおり運転をしたとして、石川県警が県内在住の４０歳代の男を、暴行容疑で金沢地検に書類送検していたことがわかった。あおり運転の摘発で刑法の暴行罪（２年以下の懲役もしくは３０万円以下の罰金）を適用したのは県内で初めて。
県警によると、男は昨年１２月上旬、金沢市内の県道で、バンタイプの車を運転中に、１０歳代女性の軽自動車が前方に進路変更してきたことに腹を立て、女性の車を追い越して急ブレーキを繰り返した上に、赤信号で停車中に後退して接近するなどした疑い。女性にけがはなかった。
女性が警察に相談し、ドライブレコーダーの映像などから捜査。県警は、男が妨害目的を持って女性に対して、心理的な恐怖を与えたなどと判断した。
あおり運転を巡っては、警察庁は２０１８年、刑法の暴行容疑を積極的に適用するよう全国の警察に通達。また、「あおり運転罪」（妨害運転罪、３年以下の懲役もしくは５０万円以下の罰金など）を創設した改正道路交通法が今月３０日に、死傷事故への対応を強化した改正自動車運転死傷行為処罰法が来月２日に、それぞれ施行される。
県警交通指導課によると、あおり運転につながる可能性のある交通違反について、今年１～５月に車間距離保持義務違反などで計１１８件（前年同期比７０件増）を摘発。このほか、危険運転致傷罪を適用したケースも２件あるという。
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June 27, 2020 at 06:00AM
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１０代女性の軽にあおり運転…バンの４０代男、「心理的な恐怖」与え書類送検 - 読売新聞
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