
◆あおり魔にスマホを向けるとさらに罵声がヒートアップ
●井田昌義さん(仮名・46歳)/市役所職員
家族旅行の帰宅途中、高速道路で突然、黒のセダンにべたつきされ、車線変更しても執拗にあおってくるので、怖くなってサービスエリアに入りました。すると、セダンも追いかけてきて、窓ごしに怒鳴り散らしてくる。家族は怯えきってしまい、証拠を残そうとスマホのカメラを向けると、さらに激高。車を蹴り飛ばし始めたので通報すると、警察が到着する直前まで怒鳴り続けて消えました。旅行の思い出が一瞬で悪夢となり、今でも怒鳴り声が耳を離れません。
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昨年、ワイドショー番組を席巻した「あおり運転殴打事件」。凶悪なあおり魔にはどう対処すべきか? 交通トラブルに詳しい自動車ジャーナリストの佐藤篤司氏に聞いた。
「後方からあおられた場合、落ち着いて『2秒弱以上の車間距離を取る』『5秒に1回、目が合わないようにルームミラーで後方を確認する』。ドライブレコーダーは上書き保存されないよう、メモリー残量を確保して音声録音機能をオン。クラクションやパッシングは刺激することになり禁物です」
だが、あおられ続ければ、パニックに陥り、大事故を招く恐れも。
「身の危険を感じたら、サービスエリアなど人目に触れる場所に避難。困難なら道路の左端(高速道路では路側帯)に寄せた後、ハザードを点灯したままドアをロック。窓は開けず、警察に通報します」
そして、「警察が到着するまで通話は切らない」と元警視庁刑事の吉川祐二氏。
「スマホのカメラを相手に向けるのは、銃を突きつけているのと同じ。警察に実況中継したほうが、危機感を強く訴えられます」
最後に予防策として、「ローカルルール」には注意と佐藤氏。
「ウインカーを出さずに曲がる“岡山のノーウインカー”のように、ローカルルールはトラブルの引き金になりやすい。旅行する際はリサーチしておきましょう」
◆<あおり運転の突破術>
1:ドライブレコーダーのメモリー残量を確保し、音声録音機能をオン
2:パニックになりそうなら停車。ドアを絶対に開けず、警察に通報
3:カメラを相手に向けない。警察に実況中継しながら待つ
【佐藤篤司氏】
自動車ジャーナリスト。日本自動車ジャーナリスト協会会員。“車のある生活をいかにして楽しむか?”をメインテーマに、一般誌・新聞などの幅広いメディアで編集・執筆に携わる
【吉川祐二氏】
元警視庁刑事。防犯コンサルタント。オフィスワイズ調査探偵事務所代表。映画・ドラマなどの警察監修を務める。ワイドショーのコメンテーターや講演など、幅広く活動中
<取材・文/週刊SPA!編集部>
―[修羅場の突破術]―
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July 25, 2020 at 06:53AM
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