東北大学の西井慧美助教と小笠原康悦教授らは新型コロナウイルスの遺伝子が変異すると、ウイルスが体に入った時に最初に攻撃する「自然免疫」の働きが高まる可能性があるとの研究成果をまとめた。人が持つ酵素が変異にかかわっていた。小笠原教授は「こうした変異が続けば、感染時の症状も変わってくる可能性もある」と話す。
研究チームは、変異が起きて微妙に変化した新型コロナウイルス7804種類のゲノム(全遺伝情報)の配列を解析した。そのうえで、最初に見つかった中国・武漢型のウイルスと比べた。
ウイルスの遺伝情報を担うRNA(リボ核酸)の変異には特徴があり、多くは「ウラシル」という特定の塩基に変化していた。この変異は、人がウイルスに感染した際に、体内にある酵素の働きにより起きたと考えられるという。
日本やフランスなどで見つかった変異ウイルス4種類を使い、RNAの一部を免疫細胞に入れる実験をした。このうち3種類で自然免疫の反応を促す物質が武漢型より多くなっていた。
新型コロナウイルスは、風邪の原因となる通常のコロナウイルスよりウラシルの数が少ない。RNAにウラシルが多くなると、免疫細胞が外敵のウイルスを認識しやすくなるという。
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October 22, 2020 at 07:48AM
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新型コロナ、変異で免疫活性化しやすく 東北大が解析 - 日本経済新聞
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