【パリ時事】フランスのカンヌ国際映画祭事務局は２７日、今年の開催時期を例年の５月から７月に延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を念頭に「世界的な衛生状況の推移を鑑みた」と説明した。
新たな日程は７月６～１７日。昨年は新型コロナの影響により、通常形式の開催を断念。最高賞パルムドールをはじめとする審査も見送った。
仏政府は感染防止措置として、昨年１０月末から国内全ての映画館を閉鎖。変異ウイルスの感染も拡大しており、営業再開の見通しは立っていない。
政府は現在、全土で午後６時以降の外出を禁止しているが、ＡＦＰ通信によればアタル政府報道官は２７日、現行の規制は「不十分だ」と指摘。「非常に厳しい外出制限」の再発動もあり得ると述べた。
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