ではさっそく、答えをお願いします。
「○」(まずは、自己分析)が高橋さんはおひとり、「×」が3人と分かれました。
「○」の高橋さんから理由を含めてお願いします。
はい。前提としまして 就職活動にこれが正解というのはないんですけど、私はその質問をされたときは、自分に関する情報収集と社会に関する情報収集をしましょう、と伝えているんですね。
「〇」と答えましたけども、自己分析だけやればいいというニュアンスではないです。
キャリア理論的に、何をもって自己分析かと申し上げますと、自分の「興味」と「能力」と「価値観」になります。
「この3点が何か」というのを自分の過去を振り返ってみて、それを将来どういう「興味」、「能力」、「価値観」で『仕事をしていきたいのか』と。
それに合う仕事はどこにあるのか?を探していくっていうことだと思っています。
なので、〇と答えましたけれども 「自己分析と仕事研究」を同時にやるというのが私の回答です。
わかりました。では他の皆さんは「×」。
「自己分析からではない」という回答ですね。
では、「何をすべきでしょうか?」。まずは増本さんからお願いします。
はい。もちろん自己分析はした方がいいです。
でも、あえて「×」にしているのは、(学生は)そもそも「働く」とか「仕事」とか、「働いてる人の価値観」などの、自分にとって合うところ合わないところ自体について、まだよくわからないかなって思っています。
知らないことは基本的にやりたいとも思えないし、好きとも嫌いとも思えないので、その状態で自分について考えても見つからないと思うんです。
確かにそうですね。
僕自身、(学生時代は)サラリーマンって、すごくカッコ悪いなって印象を持っていたんですね。
自分の家庭にサラリーマンがいなくて、映像で見ていたのは、新橋で酔っぱらった人たちだったので…。
それで、なんだか働きたくなくて、就職活動をしたくなかったんです。
そうだったんですね。
なので、逆に社会人にインタビューをたくさんしたんです。
その結果「サラリーマンってホントはすごく生き生きしていて、働くのはかっこいいんだ」って気づいたんです(笑)。
それからポジティブに前に進めました。
だから、社会を知る、働いている人をもっと知るという活動がまず必要だと思っているんです。
自己分析よりも、「働く」ことに対して考えを深めると。
そうですね。
そういう意味では高橋さんと共通部分もありますよね。
では寺口さん、何をすべきだと思いますか。
僕も「×」(まずすべきは自己分析ではない)にしました。
(コロナになってからの)状況を考えると、大学の授業もオンラインで、バイトも少なくなって、友達と大勢で会う機会が減っていますよね。
僕だったらこんな状況で「自己分析」しても、何も出ないんだろうなあって思います。(その状況で)自分と向き合っても、そんなの無理だと思うんですね。
仕事でもアウトプットしすぎだとアイデアが出てこなくなるんですよ。
なので、パフォーマンスを取り戻すために自分の好きなことに没頭して、リフレッシュして。そしたら面白いアイデアがめちゃくちゃ出ることってあるんです。
なにも刺激がない状態で考えすぎると 何も出ないなって。
そういうところは、就職活動においても、仕事においてもスポーツにおいても、一緒かなと、僕は思っていますね。
分かりました。では中野さん。
私も「×」ですね。
(この質問した就活生は)たぶん自己分析をそれまでに相当やっても、なお、混乱してると思うんですよね。
自己分析を突き詰めて、自分を知るってことですが、自分で見ても、知りきれないもんだと思います。
なぜかというと、他から見た自分を知らないと、自分のことってわからないからです。
この状態から、さらに、自己分析で見つめなおすって結構難しいので、ほかの人に会うほうがいいと思います。
できれば、いろんな経験のある社会人がいいですね。
自分だけを見るのではなくて、社会人に目を向けるとか、仕事に目を向けるとか。
逆にあえて前向きに考えることをやめてアイデアが浮かぶまで待ってみるとかいろいろ意見がでましたね。
勝島さん、何か気になる点はありますか?
外に目を向けて行動するっていう話について、質問していいですか?
私は、自分の就活を振り返ってみると、本選考がまさにという3月末ごろに、方向性が分からなくなって、自分は何がしたいんだろうって落ち込んでしまって。
その時のことを思い返すと、正直、外に目を向けて誰かと会おうと思う精神的な余裕も時間的な余裕もなかったんですけど…。そういう場合はどうすればいいですか。
社会人ということで言えば、親などの身近な社会人と話すというのが忙しくてもできる方法かなと思います。
そういう観点で話すことは、これまでそんなになかったと思うのでいいと思いますよ。
他にありますか?
はい。ITのサービスでよく「永遠のβ版」だよねって言ったりするんですけど、プロダクトって永遠に完成しないんです。
サグラダ・ファミリアと一緒で、永遠に完成しないことを前提に、ずっと改善し続ける前提で世の中に出している。
仕事も結局そうなんですよね。改善しているところを楽しむという考え方もいいんじゃないかなと思うんですよね。
就活って長いから、悩む期間って出てくるかなと思いましたけど、石川さん参考になるところありました?
そうですね。やっぱり外の人に、友達とか社会人から自分を見てもらうことで自分が知らない面も見つかるんじゃないかなと参考になりました 。
ありがとうございます。
からの記事と詳細 ( 就活で自分を見失いそうなとき…、最初にすべきことは自己分析ですか?|NHK就活応援ニュースゼミ - NHK NEWS WEB )
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