兵庫県は、県内に住む2人がインドで広がっている変異した新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
県内でこの変異ウイルスへの感染者が確認されるのは初めてです。
兵庫県によりますとこの2人は、今月上旬、海外から帰国し、空港でPCR検査を受けたところ陰性でしたが、2週間の観察期間中に、改めて検査を受けた結果、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。
そして県の地方衛生研究所でこの2人から検出されたウイルスの遺伝子を解析した結果、インドで最初に見つかり、感染が広がっている「L452R」と呼ばれる変異があるウイルスが確認されたということです。
県内で、この変異ウイルスが確認されたのは初めてです。
2人はいったん入院しましたが、健康状態に問題はなくすでに退院しているということです。
県は2人の特定につながるとして、年代や性別、それにどの国から帰国したのか、明らかにしていません。
2人は不特定多数との接触はないと説明していますが、保健所では引き続き、濃厚接触者がいないかを調べています。
県感染症対策課の西下重樹課長は「インドで見つかった変異ウイルスは従来のウイルスよりも感染力が高いという指摘もあるが、基本的な予防策は従来と同じで、県民には冷静な行動をお願いしたい」と話しています。
【神戸市ではインドから来日した男性】
神戸市は、20日、記者会見し新型コロナに感染し、市内の宿泊療養施設に入所していた20代の男性から、インドで最初に見つかり、感染が広がっている変異ウイルスが確認されたと発表しました。
男性は外国籍で、インドへの滞在歴があり、市は感染経路を調べています。
神戸市は、20日午後6時半から記者会見し、新型コロナに感染して市内の宿泊療養施設に入所していた20代の男性から、インドで最初に見つかり、感染が広がっている「L452R」と呼ばれる変異があるウイルスが確認されたと発表しました。
男性は外国籍で、先月26日にインドから来日し、関西空港の検疫で、いったん陰性となりましたが、本人の判断でPCR検査を行ったところ今月12日に陽性が判明したということです。
その後、神戸市内の宿泊療養施設に入所し、インドへの滞在歴があったことから、市の健康科学研究所で検査を行ったところ、変異ウイルスが確認されました。
市は、インド型の変異ウイルスの可能性が高いとしていますが、ウイルス量が少ないため、断定はできないとしています。
神戸市の花田裕之健康局長は記者会見で、「変異ウイルスも従来のウイルスと感染防止方法は同様であり、マスクの着用や距離を取るなど感染対策の徹底をお願いしたい」と述べました。
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