日本人として49年ぶりに臨んだ男子走り高跳びの決勝で、戸辺は不本意な結果に終わった。出だしから跳躍の高さに欠け、2メートル27を3回続けて失敗。決勝進出の13人で最初に脱落し、2メートル35の日本記録保持者は「悔しいの一言に尽きる。踏み切りでうまく体が上がらなかった」と振り返った。
終了後はフィールドに長い時間、座り込んだ。「何が駄目だったか考えていた。試合の中で何かを間違えたわけでなく、試合にいたるまでの調整で甘い点があったかな」と、他の選手たちの跳躍を見ながら、初出場の五輪を思い返した。
筑波大大学院で自らを実験台に動作解析などを行って160ページ近い論文をまとめた理論派。2019年に博士号を取得し、新型コロナウイルス禍で時間が生まれると30本近くの論文を読み、筋力トレーニングにも力を注いできた。そんな努力の成果を出すことなく大一番が終わってしまった。
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