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Monday, October 4, 2021

「猫てんかんで全滅」水俣で最初に現れた異変、人間への警告だった - 朝日新聞デジタル

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【動画】異変は漁村のネコから。漁師たちと同じように魚を田食べていたネコの足はもつれ、狂ったように走り、海へ飛び込んで死ぬようになり、「猫踊り病」と言われた。水俣病という言葉がまだなかった時代。人間への警告だった。

 「猫てんかんで全滅」。熊本県水俣市南部の茂道(もどう)地区で起きたネコの異変を地元紙が伝えたのは、水俣病の公式確認より2年前の1954(昭和29)年だった。ネコがほとんど死んでしまい、ネズミの急増に困った漁業関係者が市の衛生課にネズミ駆除を申し込んだという記事だった。

 水俣市水俣病資料館は、この記事に「ネコの死亡がメチル水銀の影響によるものであったことがわかっておらず、市がネズミ駆除剤を配るにとどまり、また、その原因を究明する動きには至りませんでした」との説明を添えている。

 人間への警告だった。

 メチル水銀を含む廃水が流さ…

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