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Tuesday, January 21, 2020

「ハイブリッドクラウド」の構築で最初に検討すべき2つの運用モデルとは - TechTargetジャパン

 クラウドサービスのメリットは生かしたい。一方で従来のデータセンターを閉鎖する準備は整っていない、または手放したくない。そうした理由から、オンプレミスとクラウドサービスを組み合わせたハイブリッドクラウドを構築する企業は少なくない。

 ハイブリッドクラウドの構築は簡単ではない。ITチームは構築に着手する前に、ネットワークやコスト、管理、セキュリティなど、多くの考慮点やベストプラクティスを把握しておかなければならない。

 前後編にわたり、ハイブリッドクラウド構築のためのヒントを4つ紹介する。

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1.適切な運用モデルの選定

 ハイブリッドクラウドを構築することに決めたら、予算とパフォーマンス、管理の面で自社に必要な条件に基づいて、ハイブリッドクラウドの運用モデルを決める。ハイブリッドクラウドの運用モデルには、オンプレミスと1社のクラウドサービスを組み合わせる「同種混合モデル」(ホモジニアスモデル)と、複数社のクラウドサービスを組み合わせる「異種混合モデル」(ヘテロジニアスモデル)の2種類がある。

同種混合モデル

 同種混合モデルは比較的安価で、インストールと運用管理が簡単になる。この方法では、オンプレミスとクラウドサービスの両方を同じような方法で運用管理できるソフトウェアを利用する。こうしたソフトウェアは各クラウドベンダーが提供している。

 各クラウドベンダーが設計した、ハイブリッドクラウド向け製品/サービスを利用することもできる。Microsoftの「Azure Stack」やAmazon Web Services(AWS)の「AWS Outposts」、Googleの「Anthos」が代表例だ。これらの製品/サービスによって、同種混合モデルへの関心が今後も高まると予想される。同種混合モデルは複数のクラウドサービスを組み合わせるよりも、システム構成が単純というメリットがあるものの、ベンダーロックインのリスクが伴う。

異種混合モデル

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