福岡市西区の国道で少年2人＝いずれも当時（16）＝が乗ったバイクにあおり運転をし、バイクを転倒させて2人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反（危険運転致死傷）などの罪に問われた会社員の男（30）＝同市早良区＝の裁判員裁判初公判が12日午前、福岡地裁（中田幹人裁判長）で始まった。被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。
被告は昨年7月、自動車運転処罰法違反（過失傷害）などの疑いで逮捕されたが、福岡地検はあおり運転行為があったとして、より法定刑の重い同法違反（危険運転致死傷）などの罪で起訴した。
検察側は冒頭陳述で、被告は少年のバイクや別の車で国道の2車線がふさがっていたことに立腹し、運転する乗用車をバイクに急接近させたと説明。バイクの前方に出て急ブレーキをかけ転倒させ、そのまま逃走したと主張した。
弁護側は、事故には被告の精神疾患が影響したなどと述べた。
起訴状によると、被告は昨年7月3日、同市西区の国道で乗用車を運転中、少年2人のバイクに車を急接近させて追い抜き、急ブレーキにより2人を転倒させて死傷させたなどとされる。バイクを運転していた少年が死亡した。（鶴善行）
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February 12, 2020 at 09:55AM
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バイクにあおり運転で2人死傷 被告が起訴内容認める 福岡地裁初公判 - 西日本新聞
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