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Thursday, August 20, 2020

「ロマンスカー」を最初に走らせたのは小田急ではない(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

 鉄道アナリスト・川島令三氏の新刊書『思わず誰かに話したくなる鉄道なるほど雑学』の中から、鉄道に関するディープなウンチクをご紹介。今回は、昭和の世に大手私鉄でブームとなった「○○カー」のあれこれについてお教えしましょう。 【この記事の画像を見る】 ● 昭和30年代の大手私鉄は 「○○カー」がブームだった  阪神電鉄の「ジェットカー」は昭和33(1958)年に登場している。すでに60年以上も経過しており、現在造られているニュージェットシルバーは4代目である。  駅間距離が短い阪神なので、各駅に停車する普通が遅いと優等列車の邪魔をする。そのためにダッシュ力が強く、かつ一気に停まれる普通用電車が必要になった。そんな車両は、ジェット機が離陸時に一気に速度を上げ、着陸時に一気に速度を下げるのに似ているということで、ジェットカーと名付けられた。  1秒間に時速何キロずつ速度を上げるかの単位として「加速度」がある。初期のジェットカーの加速度は4.5である。だから10秒後には時速45キロになる。同様に、スピードを落とす減速度は5.0である。  近鉄も同様に高加減速の「ラビットカー」を登場させた。高加減速電車は、ウサギがぴょんぴょんと跳ねていく姿に似ているからである。また、日本で初めての2階建て電車を「ビスタカー」として登場させている。

 京阪電鉄も高加減速性能の「スーパーカー」を同時期に登場させている。また特急用車両の一部にテレビを装備して、これを「テレビカー」とした。  南海電鉄は高野線用に「ズームカー」を登場させた。平坦線では高速に走れ、橋本以遠の山岳線では登坂能力を高める、両方の要求に応える電車なのでズームとしたのである。  阪急電鉄は一定速度で走れる「オートカー」を登場させた。ただし、オートカーだけは鉄道マニアが名付けたもので、阪急は「人工頭脳電車」としていた。  関西だけではない。今は各社で当たり前に使われている「ステンレスカー」は東急の十八番だった。  京王は井の頭線用に「ステンプラカー」を出した。ステンレス車体だが、正面の窓回りは曲線にするために強化プラスチックを使っているために名付けられた。  東武は優美で豪華な「デラックスロマンスカー」を、名古屋鉄道は小田急より先に運転席を2階に上げ正面を展望室にした「パノラマカー」を登場させている。  また、西武鉄道は西武秩父線が開通したとき「ASカー」を登場させた。南海のズームカーと同様な性能を持つのでAll round Service Carとしたのである。  しかし、現在「○○カー」としているのは、阪神の「ジェットカー」と近鉄の「ビスタカー」、それに最近登場した京阪の特急に連結する特別車両「プレミアムカー」の3つくらいしかない。

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