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Friday, January 28, 2022

【開幕レビュー】「はじまりから、いま。1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡-古代美術、印象派、そして… - 読売新聞社

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アーティゾン美術館の「はじまりから、いま。19522022 アーティゾン美術館の軌跡-古代美術、印象派、そして現代へ」が2022年1月29日(土)に開幕。前日、28日のプレス内覧会に行ってきました。70年の美術館の歴史を約170点の作品・資料で紹介するもの。最初に眼に入るのが、開館から現在までのポスター。これだけでも壮観です。

前身であるブリヂストン美術館時代からの収集品は、古代美術から20世紀の抽象絵画に至るまで、とても幅広い。藤島武二の《東洋振り》や《黒扇》をはじめ、黒田清輝や岸田劉生など、日本を代表する画家の名品が、まずはずらりと並びます。

藤島武二《東洋振り》1924年
藤島武二《黒扇》1908-09年、重要文化財
青木繁《海の幸》(1904年)の展示風景

石橋財団の理事長だった石橋幹一郎氏は中国出身の画家、ザオ・ウーキーを高く評価していたそうですが、なるほど展示されている作品は、どれも迫力満点です。抽象的ではあるのですが、心の奥底で眠っている元型的な自然、人間としての原風景を思い起こさせてくれる。印象派の作品も、モネの《黄昏、ヴェネツィア》など名品がたくさんだし、カンディンスキー、ミロなどの抽象画も充実しています。コレクションと現代美術家の共演による展覧会「ジャム・セッション」をきっかけに収蔵された作品などもあり、とてもバラエティーに富んだ内容。1日では見きれないぐらいの量と質の高さです。

ザオ・ウーキーの作品の展示風景
展示風景
クロード・モネ《黄昏、ヴェネツィア》1908年頃

おや、あなたはブールデルの《ペネロープ》さん。つい最近、どこかでお会いしましたね。《鳥獣戯画断簡》さんは、新たに美術館のお仲間に加わったんですか。フロアを歩いていくと、いろいろな発見がありますね。

ブールデル《ペネロープ》(1909年)の展示風景
《鳥獣戯画断簡》平安時代 12世紀 石橋財団アーティゾン美術館蔵

<開催概要>

展覧会名:はじまりから、いま。1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡-古代美術、印象派、そして現代へ

会期:2022年1月29日(土)~4月10日(日)

休館日:月曜日(※3月21日は開館し、翌22日が休館)

会場:アーティゾン美術館(東京都中央区、JR東京駅、東京メトロ銀座線・京橋駅、東京メトロ銀座線/東西線/都営地下鉄浅草線・日本橋駅からそれぞれ徒歩)

詳しくは同美術館ウェブサイト(https://artizon.museum)                         (読売新聞美術展ナビ編集班)

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